| 赴任地の百名山に登る |
社会人になってから、学生時代には余り縁のなかった趣味にはまることがある。私の場合は、山登りである。私も学生時代は行政法のゼミに所属する一方で、テナーサックスを吹いて、テニスをするという普通の学生だった。自治省に入省するまでに47都道府県全てに足を運んだ旅好きなところが、多少今の趣味に通じる面はあったかもしれないが、登山には野暮できつくて危険を伴うというイメージを抱いていた。
ところが、仕事柄全国いろいろな地方に住んでみると、地域の自然を体感でき、友人の輪が広がり、健康にも良いということで、すっかり山登りにはまってしまった。
奈良県にいた頃は、葛城山、大台ヶ原、大峰山など近郊の山々を中心に歩くことが多く、まだ散策の延長線上という感じだった。本格的に山に登り始めたのは10年ほど前、北九州市で職場の山歩会に入ってから。月1回のペースで久住山、英彦山、福智山など九州の山々に登った。そして、島根県では3年の赴任期間にとうとう県内百山の踏破を達成。ちょっと異常なペースかもしれないが、赴任した土地で百山に登るというライフスタイルは他の職業を選んでいたら実現は難しかっただろう。塩野ゼミで学んだことを生かして地方行政に携わることになったおかげとも言える。現在住んでいる北海道は、拓銀破綻以降長引く景気低迷で道財政のやりくりは大変だが、国土の2割を占める北の大地にはまだまだ大自然がそのままの姿で残っており、プライベートでは素晴らしい山々を満喫させていただいている。そして、北海道でも3年目にして何とか百名山を踏破できそうである。
恥ずかしながら、ホームページも試作したので、もしよろしければ御笑覧ください。
http://www.d3.dion.ne.jp/~maki_sr/
84年度 牧 慎 太 郎